臭い足には足汗が多い!?多汗症の5つの原因

前回までのまとめ

 

足が臭うとき、足にはどんなことが起こっているのでしょうか。
そのとき足には皮膚常在菌が増殖しています。
皮膚常在菌は足にもともと生息して、ばい菌をガードする等、健康を保つ役割もありますが、増えると足の臭いの原因にもなってしまいます。
なぜなら、臭いの正体はイソ吉草酸という物質なのですが、それは皮膚常在菌が生み出しているため。
皮膚常在菌の量が一定の場合はそれほど臭いませんが、皮膚常在菌が大量発生するとイソ吉草酸が増えて臭くなります。

 

皮膚常在菌が増えるのには要因があります。
■足の角質や皮脂が人よりも多い。
 なぜなら、角質と皮脂がイソ吉草酸を作り出す原料であるためです。
 増えれば臭いも強まります。
 詳しくはこちらの記事をご覧ください。 

 

■足汗の量が多い。
 なぜなら、足汗は足の角質や皮脂を浸して柔らかくするので、より皮膚常在菌にとって分解しやすいエサとなり、イソ吉草酸を生成しやすくなります。

 

■蒸れやすい靴を履いている。
 なぜなら、皮膚常在菌が好む環境が高温多湿の状態であるため。
 蒸れた靴の中は皮膚常在菌が増殖します。
 詳しくはこちらの記事をご覧ください。

 

以上が前回までのまとめです。

 

皮膚常在菌が増えることで臭さが増すわけですから、
皮膚常在菌が増える原因を絶って増やさないようにすることが大切。

 

この記事では皮膚常在菌が増える原因のひとつである、「足汗の増加」について、深堀していきたいと思います。
足汗が多いと皮膚常在菌が増えるので、臭い足には足汗が多い傾向があります。

 

足汗をたくさんかいてしまうのは、なぜでしょうか。
多汗症の原因は主に5つあります。それぞれ見ていきましょう!

 

 

足を臭わせる足汗の原因@ 運動や食事で体温が上がる

 

汗の役割には体温調節があります。体温が上がってしまった時、汗をかくことによって体温が下がります。
発汗には体温が上がりすぎないように調節する効果があるのです。
日常生活において大半の汗を分泌しているのはエクリン汗腺。
足にもエクリン汗腺が沢山張られているので、体温調節のために足からも汗が沢山出されます。

 

例えば、普段の食事。
食べ物が身体に入ると分解するために熱を発するので体温は上昇します。
特に辛い物を食べると交感神経が働き体温が上昇しやすくなります。
そうすると自然反応で体温を下げようと汗を出します。

 

また、例えば運動。
運動をしたら筋肉を使うので、カロリー燃焼するために自然と体温が上がりますよね。
そのため運動をしたら自然と汗をかきます。
これも、体温を調整するためです。

 

 

足を臭わせる足汗の原因A 冷え性によるもの

 

普段の食事や運動以外でも、じっとしているだけでも汗をかく場合があります。
女性でよく見受けられるのは冷え症によるもの。

 

特に末端冷え性の方や、普段から薄着で足を冷たい外気に晒している方、要注意です。
日頃足の温度が低い状態でいると、足がその低温になれてしまい、
少しでも足の温度が上がると、普通の人にとってはまだまだ寒い温度だとしても、
汗腺が”暑い!”と勘違いして、もとの冷たい状態に戻そうと、
不要に汗を出してしまいます。

 

特に夏の室内は冷房で足元が冷えやすかったりするので、素足にサンダルやパンプスを履いていると足を冷やしやすいと思います。
そのため、涼しいところでも汗をかいてしまうことがあるのです。

 

足を臭わせる足汗の原因B 精神ストレスによるもの

 

身体は自律神経の働きによって、交感神経と副交感神経がバランスを保ちながら交互に働いているのですが、
極度の緊張状態になると、この自律神経のバランスが乱れ、
発汗を促す交感神経が活発に働きだしてしまい、汗をかきやすくなってしまいます。
足も一緒で、ストレスによって靴の中がびっしょり(汗)という現象も起こることがあります。

 

 

足を臭わせる足汗の原因C 食べ物(刺激物)によるもの

 

Bのように精神的ストレスによる汗も多汗症の一つですが、
精神ストレスを感じなくても交感神経が活発化して足汗を大量にかくことがあり、多汗症のケースは様々あります。
例えば、ストレスがなくても辛い食べ物やニコチン、カフェインを摂取すると交感神経は刺激されます。
そのため過剰摂取すると、必要以上に交感神経が活発化して汗は増えます。

 

 

足を臭わせる足汗の原因D ホルモンバランスの乱れ

 

また、よく女性にありがちなのですが、
視床下部がコントロールするホルモンバランスが乱れる時、一緒の管理下にある交感神経も乱れるので、
特に妊娠や月経のときに汗がどんどん出てしまうというケースもあります。
また、更年期障害の症状の一つとして、女性ホルモンが急に乱れて大量の汗をかく”ホットフラッシュ”も、足汗の原因になります。

 

 

足を臭わせる足汗の原因E 病気によるもの

 

他にも、何か病気を患っている時に、交感神経が乱れて多汗症が表れるケースがあります。
甲状腺ホルモンが過剰に働くパセドー病や、糖尿病、白血病、結核なども、交感神経が異常に働き、汗の量が増えます。
ただ、これらの病気の場合、足だけでなく、全身に汗をかくことが多いようなので、
特に@〜Cが当てはまらないのになぜか汗をかきまくる・・・という方は、先生に診てもらうことも検討する必要があります。
また、@〜Cが当てはまったとしても汗の量が尋常じゃないほど多いという場合も、一度検診に行ってみるのが安心です。

 

以上、多汗症の原因を6つあげました。

【臭い原因A】臭い足には足汗が多い!?多汗症の6つの原因

 

いずれも汗をかく作用は交感神経の働きによって起きます。
このように食べ過ぎや過度な運動、末端冷え性、精神的ストレスやホルモンの乱れなど
交感神経が異常に働いていると汗がたくさん出るので、皮膚常在菌が活性化して足の臭いを強めてしまう可能性があります。
そのため、このような交感神経が異常に働く原因を根本から解決していくことが必要です。

 

 

⇒足汗を予防する方法