炭水化物、たんぱく質、脂質がエネルギー代謝する流れ

炭水化物、たんぱく質、脂質がエネルギー代謝する流れ

 

私たちは日常生活において、スポーツをしなくても自然とエネルギーを消費しています。
例えば、スポーツをしなくても普段、仕事場まで行き来する通勤や、家で洗濯や掃除などの家事にも、
さらに動いていなくても仕事や勉強で頭を使ったり、会話でコミュニケーションしたり、
音楽を聴いたり映画を観たりなど、座っているだけでもエネルギーを使うのです。
このことを、基礎代謝、またはエネルギー代謝と言います。

 

このようにエネルギーを使って基礎代謝するためには、エネルギー源、つまり栄養が必要です。
その栄養をがたくさん含まれているのはカロリーのある食べ物。
炭水化物、タンパク質、脂質の三大栄養素がエネルギー源になります。
私たちが自然と甘いものや脂っこいものが好きなのは、日ごろ生活するためのエネルギー源を本能的に欲しているため。
ごはんやパスタ、ピザやパン、お肉やケーキ、甘いお菓子やスナック菓子など、カロリーのあるものを欲しがる生き物なのです。

 

この代謝は、ダイエットにおいても必要不可欠。
ダイエットを成功させるにはこの代謝の力を高めることが必要です。
なぜなら、エネルギー代謝は中性脂肪を燃やすことができるため。
そのため、痩せるためには代謝を上げることが必要で、そのためには代謝のエネルギー源が必要。

 

しかし、エネルギー源となる炭水化物もたんぱく質も脂質も、一見、カロリーが高く太りやすい栄養素にも見えますよね…

 

代謝を上げて痩せるために栄養が必要だけど、それらの栄養素は太りそうな印象もある…

 

 

エネルギー代謝とは一体なんなのでしょうか?
どのように摂ったら太りやすく、どのように摂ったら痩せてくれるのでしょうか。
効果的な栄養の摂り方として、これらの三大栄養素がどのようにエネルギー代謝に使われるか、まとめました。

炭水化物がエネルギー代謝する流れ

炭水化物は糖質と食物繊維から出来ています。
私たちは食事から炭水化物を摂取すると、消化器官でぶどう糖(グルコース)や食物繊維に分解されて、
グルコースは血液に吸収されます。
そして、グルコースが血液中に増えると、血糖値が上がるので、その反応として膵臓がインスリンを血中に分泌させます。

炭水化物、たんぱく質、脂質がエネルギー代謝する流れ

インスリンは血糖値を下げるためのホルモン。
血液からインスリンを取り出して、細胞や筋肉、そして脂肪細胞にそれぞれ届けるのです。

 

イメージはこんなかんじ。

炭水化物、たんぱく質、脂質がエネルギー代謝する流れ

 

  1. 血液から取り出されたグルコースは細胞に運ばれエネルギー源としてATP(エネルギー)を作り出し、代謝していきます。
  2. 余ったグルコースはグリコーゲンとなって肝臓や筋肉に貯蔵され、エネルギー源になるために待機させられます。
  3. そこにも充てられずに余ってしまったグルコースは中性脂肪となって脂肪細胞に蓄えられます。

 

細胞に送られたグルコースは私たちが頭を使うのにも使われます。
勉強したり仕事したりと、脳をフル活用させることが出来るエネルギー源は糖質です。
そのため、日ごろの仕事や勉強のパフォーマンスを上げるには糖質が必要と言えます。

 

このように糖質は、血液からインスリンが分泌されることでグルコースとして細胞に運ばれ、エネルギー代謝の栄養源となっていきます。
しかし、一方で糖質を摂りすぎてエネルギー代謝に使いきれないと、中性脂肪になって太ってしまうリスクもあるのです。
そのため、インスリンは太るホルモンと言われています。

 

たんぱく質がエネルギー代謝する流れ

たんぱく質はアミノ酸に分解されたのち、一部は再びたんぱく質に戻って、筋肉の組織の一部になります。
つまり、筋肉が作られるということです。

 

その他のアミノ酸はグルコース⇒グリコーゲンと変わっていき、エネルギー源の予備軍として、筋肉に貯蔵されます。
そこにも貯蔵しきれなかったグルコースは中性脂肪となって、太っていきます。

 

脂質がエネルギー代謝する流れ

脂肪は消化すると中性脂肪として脂肪細胞に蓄えられ、エネルギーが必要となるごとに脂肪酸とグリセロールに分解され、消費していきます。

 

どの栄養から先に代謝していく?エネルギー代謝に使われる順番

頭を使うためのエネルギー源は糖質なので、食べ物から血中に摂り入れたグルコースをそのまま細胞に運んで使われていきます。
そういう意味では、運動意外に必要な栄養は細胞に摂り入れられたグルコースが一番最初と言えます。

 

しかし、筋肉を動かすためのエネルギー源という意味では違います。
こちらは、筋肉に貯蔵されたグリコーゲンがから使われます。
筋肉を動かすには筋肉にある栄養が一番手っ取り早いですものね。

 

そして、筋肉内のグリコーゲンがなくなると、次は食べ物から摂り入れた血中のグルコースが使われます。
しかし、血中のグルコースも尽きてしまうと、次は脂肪細胞に蓄えられた中性脂肪が使われていきます。

 

中性脂肪は筋肉内のグリコーゲンの6倍ものエネルギーを蓄えることができるそうなので、運動してもなかなか減りません。
それはサバイバルの意味では良いことなのですが、痩せたいという意味では、複雑ですよね…早く減ってほしいですもの。

 

そのため、少しでも多く中性脂肪からエネルギー源を取り出せるように、
なるべく早くエネルギー消費を脂肪に切り替えてあげることが大切です。

 

つまり、なるべく糖質を抑えるということ。