毛穴の黒ずみの正体は汚れだけでない!?驚きの原因を解明!
昔から毛穴の黒ずみがコンプレックスでどうにかして消したいと思っていた私。
しかしどんな洗顔や毛穴パックを使っても、思うように黒ずみが落ちないでいました。
もう黒ずみは一生落ちないのかな…
スキンケアで落ちるというのは都市伝説なんじゃないか…
とげんなりしながら、でもあきらめきれずにいろんな商品を試し続けていました。
そんなときにある疑問が!
とあるスキンケアを使ったら、毛穴の角栓汚れがすっきり落ちたのです。
というのも、洗いあがり、このように詰まっていた毛穴が空いて凹んでいます。
(画像が分かりづらくてすみません…)
このように毛穴の中の黒ずみがしっかり凹んでいるのに、なぜか毛穴の奥が黒いまま。もしくは毛穴の縁が黒く囲われている。
なぜなのでしょうか?
落ち切れていないだけ?それとも何か別の黒ずみ汚れなのでしょうか。
そこで、毛穴の黒ずみの正体について調べてみました。
すると、黒ずみの正体は数種類あるようではないですか!
その種類とは何か、これからまとめていくのでぜひ読み進めてください。
毛穴の黒ずみの正体は大きく3種類に分けられます。
1.酸化して黒くなった古い角栓
一つ目は、毛穴に詰まった角栓です。
角栓が長く毛穴に留まることで、黒く酸化してしまったのです。
角栓は何から出来ているかというと、表皮の角質やほこりなどと皮脂が混ざってダマになったもの。
皮膚の表面は弱酸性の皮脂で覆われています。
この皮脂は、外部の紫外線やばい菌から肌を守るためのバリアの役割があり、
肌をコーティングして外部刺激をガードしています。
そのため、皮膚上にある程度の皮脂が覆っているのは、健康的な状態と言えます。
しかし、ターンオーバーの乱れや洗顔不足で古い角質が分厚く残ってしまっていると、
皮脂を吸収して毛穴の中でダマになってしまうことがあります。
ホコリが肌に付着していても同じことが起こる可能性があります。
このダマになったものを角栓と言い、それが毛穴の中で長く残って酸化すると、黒ずんでくるのです。
これが一つ目の黒ずみの正体です。
2.角栓の黒ずみが細胞に色素沈着したもの
二つ目は、毛穴付近の肌細胞が黒くなったもの。
この黒さの原因は、毛穴に溜まった角栓の黒ずみが色素沈着したものと言われています。
これは、サンオイルと同じ原理で、サンオイルを塗って太陽に浴びると肌が黒く日焼けしやすいですよね。
これはオイルが日焼けを助けるから。
同じ原理で、皮膚上に皮膚が過剰に溜まると、黒ずんでしまいます。
特に毛穴の中に角栓(正体は皮脂)が長く溜まった状態だと、それだけ触れ合った細胞に黒ずみが沈着しやすいです。
最初に述べたように、とあるスキンケアで毛穴の中の黒ずみが取れて凹んでいるのになぜか黒ずみが消えない…
というのは、色素沈着が残っていたためではないでしょうか!?
これが、二つ目の正体です。
3.メラニンの色素沈着!通称「メラニン毛穴」
2.の色素沈着が角栓(皮脂)の色だったとすると、
メラニン毛穴は細胞内に存在するメラノサイトが自ら生み出すメラニン色素が原因です。
どういうことかというと…
このように、肌の表皮には、ケラチノサイト(角化)という細胞が埋め尽くされていますが、
ところどころにメラノサイトという細胞もいます。
ケラチノサイトは表皮の基底層で常に生み出されては段々と表面に上っていき、
最後にはケラチンという角質になって1層ごとに剥がれ落ちていきます。
メラノサイトはケラチノサイトを健康に保つためのガードマンの役割。
例えば、肌が紫外線に浴びたとすると、ケラチノサイトがメラノサイトに「攻撃を受けた!」と信号を送ります。
そして、メラノサイトは「メラニン」というケラチノサイトの代わりに紫外線を吸収する身代わりを作り出し、ケラチノサイトに送り込むのです。
このメラニンは、紫外線によって黒く染まっています。
そのため、人間は日焼けしたように見えます。
先に述べたように、ケラチノサイトは表面に向かってどんどん上って最後は剥がれ落ちます。
このことをターンオーバーと言いますが、ターンオーバーが一巡するのは28日〜3ヵ月。(加齢とともに長引きます)
そのため、肌が健康に保たれていれば、通常3ヵ月くらいで、メラニン色素は剥がれ落ち、白い肌に戻るのです。
しかし、紫外線に長期的に浴びすぎたり、乾燥や栄養不足でケラチノサイトが弱っていると、
ケラチノサイトは常に「助けてー?」とメラノサイトに信号を送り続けてしまいます。
そうすると、常に特定の部位にメラニン色素が大量分泌されてしまい、ケラチノサイトにメラニン色素が沈着してしまいます。
そしてターンオーバーを繰り返してもずっと黒ずみが残ってしまうのです。
このメラニン色素が大量分泌されているところに、毛穴があると、どうでしょう。
毛穴の奥が黒ずんで見えるのです。
これが、毛穴の黒ずみの第3の正体です。
しかも、紫外線を浴び続けると、表皮のさらに奥の真皮層の線維芽細胞が弱って、肌が枯渇したるむ原因になってしまいます。
肌がたるむと毛穴も下に引っ張られて楕円形に広がってしまいます。
開いた毛穴から皮脂が過剰分泌されて、さらに開く。
そうすると、毛穴の中にも紫外線が入りやすくなってしまいますよね。
しかも毛穴に溜まる皮脂が紫外線を浴びると過酸化脂質という悪い物質に変化し、
よりケラチノサイトが「助けてー!!」と焦ってしまうという悪循環で、よりメラニン色素が毛穴付近に発生してしまうのです。
4.うぶ毛の埋没
なんと意外や意外なのですが、毛穴に詰まった角栓が、奥に産まれた新しいうぶ毛を閉じ込めてしまうことで、
黒く見えていることがあるようです。
うぶ毛もお肌と同じように、毛根で新たな毛が作られては、上にある古い毛が抜け落ちるというターンオーバーの繰り返しです。
しかし、毛穴に角栓が溜まっていると、古いうぶ毛そのまま抜け落ちずに残ってしまいます。
すると、毛穴の中にうぶ毛が多く溜まってしまい、黒く見えてしまう場合があるのです。
たしかに毛穴をみると、奥の方が黒く見えること、ありませんか?
もしかしたらうぶ毛が正体かもしれません。
黒ずみの正体をなくす方法は!?
以上が黒ずみの正体ですが、それぞれ解消する方法はないのでしょうか。
共通して言える解決策はいくつかあります。
肌がストレスをためるとターンオーバーを遅らせてしまいます。
すると、色素沈着した細胞がいつまでたっても取れないので、黒ずみが長引くのです。
そのためターンオーバーを正常化させることは、黒ずみを早く消すことにつながります。
皮脂は角栓になったりと黒ずみの原因になります。
皮脂は乾燥から来たり、外部のダメージから来たりと原因はさまざま。
本来剥がれるべき角質が長くとどまることで、角栓の原因になります。
そのため、洗顔をしっかりしたり、ターンオーバーを正常化させることで不要な角質を減らすことが大切です。
肌が酸化してしまう原因をなるべく減らし、ケラチノサイトがメラノサイトに「助けて?」と信号を遅らせないようにしましょう。